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1998年という時代を背景に、夢を奪われた若者たちのジレンマと成長を描く。ナ・ヒドとペク・イジンの2人が初めて互いの名前を呼び合ったのは、22歳と18歳のとき。25歳と21歳になった2人は、胸躍る初恋と、温かい友情のはざまで揺れ動く。5人の友人グループ内の人間関係やその中で巻き起こる問題で、彼らは頭を悩ますことになる
新型コロナウイルス感染症の世界的流行さなかにある現代の韓国。41歳のナ・ヒド(キム・ソヒョン)は一人娘のミンチェ(チェ・ミョンビン)をバレエコンクールに送り出すが、ミンチェは本番直前で逃げ出してしまう。バレエを続けるかどうか悩むミンチェは、祖母の家でヒドの学生時代の日記を発見し、母親の知られざる過去を手繰り始める。
時は遡り、1998年、アジア通貨危機及びIMF経済危機下の韓国。ソンジュン女子高校のフェンシング部に所属していた18歳のヒド(キム・テリ)は、アナウンサーの母親と2人暮らしをしながら部活動に精を出していた。幼い頃はフェンシング界の神童と呼ばれていたヒドだったが、成績は伸び悩み、負け続きの毎日。そんな彼女の密かな心の支えは、フェンシングの韓国代表で国際大会金メダリストのコ・ユリム(ボナ)。同い年で憧れのユリムのライバルになるべく練習に励むが、経済危機のあおりを受けてフェンシング部が廃部に。夢を諦めきれないヒドは、ユリムが在籍するテヤン高校に転校し、彼女と同じフェンシング部に入部するという妙案を思いつく。問題を起こした生徒には「強制転校」という罰則が科せられることを知り、あの手この手で騒動を起こそうとするヒド。しかし、母親の猛反対もあって計画は難航する。
裕福な家庭で何不自由ない生活を送っていた22歳のペク・イジン(ナム・ジュヒョク)もまた、経済危機の余波で父親の会社が倒産し、生活が一変。家族は離散し、新聞配達や貸本屋のアルバイトで生計を立てていた。ある日、新聞配達の道中でヒドに出会ったイジンは、その天真爛漫な性格に気圧されながらも度々交流をもつようになる。時代の波に翻弄され夢を諦めたイジンと、それでも夢を追い続けるヒド。彼女たちの長く瑞々しい青春が始まる。
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